人生がつまらないと感じる20代のあなたへ。人生設計の意味と方法
20代からの人生設計
20代からの人生設計について書かれたサイトを見ると、10代20代は毎日が楽しければいい!と思っていませんか?今から考えなきゃダメですよ!とか、楽観的にいられるのは今だけですよ!という論調が多いのですが、私の場合はそんなこと思ってないわ!という気持ちです
20代で人生について考える人というのは、何パターンかいると思うのですが
1.人生に飽きたと思ってしまった人
2.人生辛すぎ…と思う人
3.人生長すぎ…まだ20代か
という人ではないでしょうか?
よく書かれるような楽観的に毎日楽しい!と思ってる人はネットで人生設計については調べないと思います。そんな暇があったら遊ぶ時間に使います。
20代から人生設計をすべき5つの理由
あなたが20代から人生設計をすべき理由について説明します。
1.人生は想像している以上に長く、そしてあっという間だから
2.設計をしても設計通りうまく進むわけではないが、それでもやりたいことはやった、と言える人生を送ることができるから
3.他人の人生に振り回されなくてすむから
4.人生が思い通りにいかなかったとき、解決策を考えることができるから
5.戦略的に生きることが未来の自分を飽きさせない唯一の方法だから
です。
1.人生は想像している以上に長く、そしてあっという間だから
まだ20歳か…まだ25歳か…まだ29歳か…なんて言ってる間に、人生終わります。
大学入学した時は「この間まで高校生だったのにねー」「JKブランド終わっちゃったねー」と言い、大学を卒業したら「大学生ってやっぱり若いわー」と言う。自分の人生、どんどん加速してると思いませんか?
やりたいことがないと言っていられるのは、まだ時間もあって、体力もあって、希望と可能性に満ちているにも関わらず、ネットや本で見た情報で満足した気持ちになっているからです。
その長い時間を、なんだかなーと言って過ごしているとすぐ体も動かなくなって、何かを楽しむための感受性も失われています。心も体も枯れて行くのです。
年をとれば老眼になって本も読めなくなってくるし、山登りに行こうとしてもすぐ疲れます。焼肉を食べようと思っても次の日どころかその日のうちに胃もたれしてしまいます。
年齢にそった生活や楽しみをするためにも、人生設計をしておくことは大事なのです。
2.設計をしても設計通りうまく進むわけではないが、それでもやりたいことはやった、と言える人生を送ることができるから
正直に言うと、設計しても、設計通りにはいきません。
人間は一人で生きているわけではなく、人との関わりや、社会関係で生きているからです。
夏休みの宿題が計画通り終わらずに、夏休みの最後の日に半泣きになりながら家族に頼んで一緒にやったように、人生にも様々なハプニングや目移りのすることが現れてしまいます。
それでも、人生設計において、ポイントポイントを決めておくことで、自分の人生を歩むことができ、ある程度の目標を達成することができるので人生の満足度が高まるでしょう。
3.他人の人生に振り回されなくてすむから
自分の人生を生きていないと、他人の人生を生きることになってしまいます。
看護師が聞いた、人生の最後に言い残す言葉ランキングを見てください。
1.自分自身に忠実に生きればよかった
2.あんなに一生懸命に働かなくてもよかった
3.もっと自分の気持ちを表す勇気をもてばよかった
4.友人関係を続けていればよかった
5.自分をもっと幸せにしてあげればよかった
1.3.5位が、"自分"に関しての後悔です。死ぬ間際に、人生最後の瞬間に後悔するのが自分の人生を生きることができなかったことについてなのです。
昔からの友人にお願いされたから、家族にオススメされたから、先輩に誘われたから、そうして本当に自分がやりたかったこと、例えば自分の特技を生かして目の前の一人を喜ばせることや、誰かにとやかく言われることなく一人で楽しむ趣味を後回しにしてしまうと、結局死ぬまで後回しにしてしまうということが分かります。
4.人生が思い通りにいかなかったとき、解決策を考えることができるから
自分のやりたいことや、なりたい姿を、期限を決めて設定しておくと、目標達成のために計画を遂行することになりますが、そうでなくても、長期的に見れば無意識のうちに自然とそれに向かってアンテナを張ったり、行動したりするものです。
しかしながら日々の色々なことで、目標達成が阻害されてしまうこともあります。
そんな時に、計画を修正して妥協案を出したり、何かを諦めて何かを達成するとか後回しにするとか、なんらかの解決策を考えることができます。
何も計画していなければ、ふりまわされておしまいです。やりたいことはそもそも見つからず、見つけていてもできないままです。
5.戦略的に生きることが自分を飽きさせない唯一の方法だから
人生に飽きてしまった人にオススメなのも、人生設計です。
28歳の時に1億人に価値を提供するプロダクトを作るとか、30歳までに世界中を回るとか、途方もなく見える夢を成し遂げようとしてもいいですし、やりたいことがないのであれば、25歳までは世界を見てきてやりたいことを探し、その後ビジネスを起こすでも、3年間かけて趣味を極めるでもいいです。
恋愛や結婚、プライベート、仕事、能力、経験、なんでもいいのでまずは目標を決めてみることです。
なにか目標を設定してそれを達成するまでのプロセスに人は幸せを感じるものです。
幸せの青い鳥は、隣にいましたが、青い鳥を探す道のりこそが幸せな時間だったのと同じように。
目標を達成してしまったらまた新しい目標を作りましょう。
人生設計のためにすべきこと
このままネットの無料の情報で済ませたいというあなたに、人生設計のためにすべきことを伝えます。正直にいうと、ひとつひとつについてよく考えるべきではあるので、無料の情報を信頼せずに良本を買ってじっくり向き合うことをオススメします。
1.自分史を作る
2.友人や家族に自分について聞く
3.やりたいことリストをつくる
4.やりたくないことリストをつくる
5.死ぬ年齢から逆算してあてはめてみる
1.自分史を作る
まずは自分史を作ります。
自分はどんな親の元にどこで生まれたのか。
名前はどんな意味が込められているのか。兄弟姉妹はどんな名前で何歳違いなのか。
小さい頃によく遊んだ内容はなにか。好きだった絵本は。親友だった子は誰か。
幼稚園、保育園ではどんな子供だったか、小学校に上がって変わったことは何か。なんの勉強が好きだったか、嫌いだったか、得意だったか、苦手だったか。
友達付き合いは。初めて好きになった子はどんな子だったか。
中学校に上がって、、、
説明はもういいでしょう。こんな風に、"今"まで思い出せる限り遡って、書いてみてください。その時々どんな感情だったかも書くといいです。
人生のターニングポイントになったところはよく振り返ってみてください。変わったことは何か、何が原因だったのか、学んだことは何か。
2.友人や家族に自分について聞く
次に、友人や家族に、自分について聞いてみてください。
小さい頃の自分、高校時代の自分、大学時代の自分、もしかしたら、自分から見た自分と違った印象の自分が語られるかもしれませんし、自分の知っているとおりの自分かもしれません。
どんなことを聞けばいいかのリストは
・私の好きなことはなんだと思うか
・私の嫌いなことはなんだと思うか
・私の長所は
・私の短所は
・私の特技は
・私の苦手なことは
・私を一言で表すと
・私を色で例えるなら
などです。
もし、可能であれば、自分史をお互いに見せ合って自分について話してみるのもいいでしょう。その上でどう思ったかを聞いて見てください。
ここで大事なことはできる限り自分を客観的に見つめて、自分についてよく知ることです。
3.やりたいことリストをつくる
やりたいことリストを作ってみましょう。100個書けるといいです。
今までやったけど、できなかったこと。例えば小学生の時にできなかった逆上がりでもいいし、二重跳びでもいいです。
恋人を作るとか、パリに行くとか、札束風呂に入るとか、歌舞伎座を見に行くとか、なんでも書いてみましょう。
もしかしたら最初はやりたいことが思いつかないかもしれません。
やりたいことリストは1ヶ月くらいかけて埋めていきましょう。
電車の中吊り広告で座禅をしてるのを見たから座禅と書いてもいいです。
料理人になりたいでもいいです。
私のやりたいことリストは、長くなってしまうので後回しにします。
やりたいことリストに書いたことは大体が叶います。
叶うように無意識に情報収集し、行動するからです。
4.やりたくないことリストをつくる
やりたいことリストの反対ですが、やりたくないことリストも書いてみるといいでしょう。これは10個くらいでいいです。
・満員電車には乗らない
・睡眠時間は6時間以下にしない
・ジャンクフードは食べない
・二日酔いするまで酔わない
・住む場所を他人に決められたくない
・子供に誇れない自分になりたくない
・英語は勉強したくない
・上質な物しか身につけたくない
など
5.死ぬ年齢から逆算してあてはめてみる
死ぬ年齢とは言っても、今20代の人は医療の進歩、テクノロジーの発達、栄養状態の改善のおかげで、100歳以上生きる可能性が高いようです。
100歳に設定してもいいですし、80歳に設定してもいいでしょう。
まだ、60年、80年あります。
その中で、やりたいことリストに書いたことを当てはめていってみてください。
たとえば、料理人になりたいのであれば、年を取ってからだと修行を拒まれたりするので若いうちにやるとか、パラグライダーはまだ元気なうちで、28歳にやろうとか、盆栽は70歳になってからとか、1億人に価値を提供するプロダクトは30歳で、とか。
単純にやるだけのことであればなにも問題はないですが、それまでに複雑な努力が必要な場合、現在からそこまでのマイルストーンを置いてみてください。時間で割って、目標を分割してみてください。
まとめ
人生設計のためにすべきことは以上です。あとは、日々の行動でどこまで達成するかです。
ある意味RPGの主人公になった気持ちで、自分の人生を思い通りに操って行くようで楽しいですよ。
私が人生について考えた時に参考にした本
吉野源三郎著、君たちはどう生きるか。
中学2年生の男の子コペル君が、日常の色々なことに大してひとつひとつ向き合いながら疑問を持ったり、仮説を持ったり、おじさんと対話をしたりして生きていく。
人生の原則とは何か、生きていくとは何か、幸せになるとはどういうことか、心温まるエピソードで、ハッと気づかせてくれる。
Amazonの126件のカスタマーレビューで総評4.6という圧倒的な高評価。
レビューを読むのも楽しみのひとつです。コペル君と出会い、この本を一生の宝物として見つけた人たちの感動を読むことで、感動を共有した気持ちになります。
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ハーバードの自分を知る技術。
成功とは、誰もが羨む肩書きを手に入れることでも、腐るほどのお金を持つことでも、大企業の社長になることでもない。
では成功とはなにか。
それは自分の胸に聞いてみるしかないのだ。
他人の期待にこたえるために生きていないだろうか。
誰かのものさしで生きていいないだろうか。
自分の人生を生きているだろうか。
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