• 専門性を持つこと、そして専門性を多くの人に伝え、価値だと感じてもらうこと、専門性で他者に価値を提供すること、この3つが自分の力で稼いでいくために必要

     

    自由とはなにものにも束縛されない状態である。

    自由に生きるためにはお金、時間、精神の三つの自由について考える必要がある。

    というところまで前回は書きました。

     

    f:id:yuraku2993:20170306115603p:image

     

    yuraku2993.hatenablog.com

    今回はお金の稼ぎ方について説明します。

     

    個人時代の働き方

    突然ですがあなたは、自分の力で稼いでいくということについて、どう考えていますか?

     

    アルバイトで1時間1000円×8時間×20日=月給160000円とか、月給20万円×12か月+ボーナス6か月分=300万円とか、バイト先にいる時間、会社にいる時間で給料をもらう以外の働き方を知らないということは、あなたの可能性を大きく狭めてしまいます。

     

    意地悪な先輩や、理不尽に注文をつけてくる上司とのコミュニケーションを我慢することでお金をもらえるのだと思ってしまっていては、やる気も出ない、ビジネスマンとしてのスキルも身に付かない、人脈を作ることもできない、将来会社がつぶれた時や、クビになった時、どうやって生きていくつもりですか?

     

    40半ば、自分の業界についての動向や知識はある程度分かり、年を追うごとに自然と増えてきた部下の上に立ち、指導する立場ではあるものの、実際は一部の優秀な人間のおかげで会社は回っているため、自分の力不足、知識不足に気付くこともなく、突然の倒産で職を失ってしまった時、あなたはゼロから自分の城を築いていかなければならないのです。

     

    倒産なんかそう簡単にするものではない。とは多くの人が口にします。特に自分の会社に限っては安全だと何の根拠もなく思ってしまうものです。

    2015年には日本が誇る家電メーカーのシャープが経営危機で3200人もリストラをしたことは記憶に新しいですし、2016年には日本たばこ産業は1754人の人員削減、横川電機が1105人。100名以上のリストラをおこなった企業は22社だそうです。

    今年に入ってからはすでに東芝の経営不振が露呈し、原子力事業の巨額損失が原因で倒産の可能性もあるようです。東芝の社員は19万人にも上りますから、家族がいたとすれば、単純に60万人もの人が路頭に迷ってしまうかもしれません。

    自分の会社は安心安全で、自分が死ぬまで面倒を見てくれるなどと、誰が胸を張って言えるのでしょうか。

     

    終身雇用、年功序列賃金といった、日本的経営の崩壊が指摘され始めてからずいぶん経ち、副業もしてくださいと会社が言ってしまうほど、未来に対しての会社の安全神話の瓦解はあきらかになっているにもかかわらず、将来安泰な大企業がいい、小さくてもホワイト企業がいい、と言っているのは、「思考停止して自分の人生を会社にゆだねたい」と言っているのと同義です。

     

    テクノロジーの利用

    時代の流れの変化は、個人の力を強めています。

    テクノロジーの進化は人間の移動のスピードを圧倒的に早めることに成功し、その恩恵は一般人でさえも享受できます。Amazonで注文すれば大阪から発送したものが次の日には荷物が東京に届いているように。

    ネットの普及で、個人間のコミュニケーションコストが劇的に安くなり、国同士でさえも簡単に情報の行き来ができるようになりました。ISがTwitterの影響力を持ち、世界を騒がせたことは大きな衝撃でした。ダルビッシュがレンジャーズで活躍する合間に日本のファンと雑談を交わす様子なども歓喜の物です。2月22日にはyoutubeによる野球情報を発信し始めています。

     

    テクノロジー、インターネットの発達、普及は、人間が徒党を組まなくても大人数と戦えるようになったことを意味していると思っています。

    ビジネスで、人が数人掛かり、数十人掛かりでようやくできたことを、コンピューターや、自動化、世の中の安価なサービスを利用することで、一人でも対等にビジネスができるようになりました。

    さらには、個人で行う分、個性が出しやすく、その個性に人が集まり、一人の個人がインフルエンサーとして活躍できるのです。

    旧約聖書に記された、巨人兵士ゴリアテに、小さな羊飼いダビデが投石器で戦い、打ち負かしたエピソードがありますが、現代のダビデには投石器よりもパワフルな武器が与えられていると考えてもいいでしょう。

     

    では、そのインターネットの恩恵を享受し、個人が自分の力で勝負に勝つためにどうしたらよいのかというと、専門性を持つことと、その専門性を価値に変えることです。

     

    これはなぜか。

    前回説明したように安く仕入れた商品を、別の場所で高く売ることが商売の基本で、株や債券などは、安く買った株を高く売ればその差額が利益になります。

    銀行の仕事は安い金利で調達したお金を、高い金利で貸し出していて、その差額を利益にしています。

    経済のグローバル化は、先進国と発展途上国の人件費の違いを利用するビジネスモデルが展開されるようになりました。

    また、日宋貿易や、ヨーロッパのハイカルチャーの輸入など、文化の違いも利益になります。

    そして現代は企業家に最も大きな価値をもたらす差異はイノベーションです。

     

    個人のビジネス 

    個人間のビジネスで考えるならば、誰かが困っていることや、欲しいと思っているもの、つまり“ニーズ”を、別のそれを持っている人が満たしてあげるということになります。

    誰かの不足と誰かの余分という持つものの差異を価値にするのです。

    人よりも傑出した能力や、秀でたスキル、豊富な知識が差異となり、誰かの望みを叶えることができるのです。

     

    テクノロジーの発達やインターネットの普及は、自分の持つ専門性を多くの人に届けること、伝えることを容易にし、それを必要としている人とマッチングすることを個人間でも可能にしました。

     

    専門性を持つこと、そして専門性を多くの人に伝え、価値だと感じてもらうこと、専門性で他者に価値を提供すること、この3つが自分の力で稼いでいくことの基本的な考え方になります。

    そしてこれは、経済的な自由を得るためには非常に大切な考え方です。

     

    次回は、専門性の選択には「好きなもの」について考えるべきであるという話をします。