【書評】キチガイ医師、内海聡先生の医者いらずの食を読んだら大変参考になったので抜粋してみた。
こんにちは、どうせ生きるなら長生きしたい。
キチガイ医師で有名な内海聡さんの健康本を改めて読み返しました。
きになるところの抜粋
1年前に読み、部分的に実践してきたのですが、自分の体を使って試したみた結果、ためになったことが多かったと感じたので、参考にした部分を抜粋してみました。
「生きること」と「食べること」は直結している
「生きること」と「食べること」は直結している
食べ物は単に肉体を構成するだけではなく、精神面においても深い影響を及ぼす。それは食物に含まれる栄養やエネルギーだけでなく、食べ方そのものに関しても言える。
p20
私は基本的に家庭料理を食べて育っているのですが、この世代になると、コンビニ食やレトルト食品、外食だけで済ませている家庭も少なくないようで、そういう家庭で育った人と話すと、なんだか不安定な印象を受けることがありますね。
怒りっぽいとか、必要以上にネガティブとか。
栄養そのものの影響なのか「愛情のある食事」をしてきていないからなのかは分かりませんが。
農薬の使用が始まって以来、野菜に含まれるミネラルや栄養素は打ち消されてきた。肉は畜産における薬漬けのために毒だらけとなり、魚も海が汚れ、さらには放射能に汚染されて、やはり毒だらけである。
p21
このあたりは専門的に見なければまだ分かりませんが、野菜は少なくともコンビニのサラダとか食べるとまったく味がしません。
収穫したての野菜と比べれば違いは歴然ですが、都会にいるとスーパーやコンビニで調達することが多いので、栄養スカスカな料理を食べていることは感じます。
農薬は、体で悪影響を感じたことはまだないです。
日本では添加物も、海外で使用禁止のものが当たり前のように使われている。「食の専門家」という嘘つきたちに言わせると、その一つ一つは少量なので害がないことになる。しかし、そのデータ自体が怪しいこともさることながら、添加物が組み合わさったときの特性に対しては、多くの懸念が示されている。
p22
保存するため、見た目を良くするための添加物は体にいいとはまったく思えません。
懸念に過ぎないですが、避けるに越したことはないなと思っています。
現代医学に頼らない
不調や病気の原因は全てとまでは言わないが、食が原因となるものが圧倒的に多い。そして、食が原因でもたらされた病気というものも存在を本質的に直すのではなく、その場しのぎでごまかすことこそが現代医学の基本姿勢なのである。
p23
通院してもらえなければ商売になりませんし、薬漬けになっていく人はよくいます。
それは「維持」や「寛解」と呼ぶ類のものであって、断じて「治癒」ではない。根本的に治しているわけではないのだ。その結果、病気に対して医学の治療を行うと、ことごとく医原病に陥っていくことになる。
p23
個人的に医者は薬を処方するだけだと分かってから、病院には通っていません。
人間には自分で治癒する力が備わっていると思っているので。
「治す」「治る」ということは、本質的には病院に通院しなくても良い状態のことである。患者自身が気にしなくても良い状態まで回復した場合をいう。その意味では現代医学は決して病気は治せない。
p23
自分にあった健康法を模索する
ただし指摘しておきたいのは、この本に書いてあることが全てではないと言うことだ。人体は私ごときが把握できるほど甘いものではない。これはまた、この世に存在するすべての医師、食養家、治療日、セラピストにも言えることだ。
私に洗脳されることなく、常に勉強と研鑽を続け、自分に合った健康になる方法を模索してもらうことが最も重要だと考える。
p24
これをきちんと述べているところが、私は内海さんの好感の持てるところです。
絶対的に正しいことなどないというのももちろんのこと、自分の体に合った健康法があると思っているからです。
人の健康法はあくまで人のもの。
自分の体の反応を見ながら模索し続けていく必要があることを、忘れてしまっている人が多くいる気がしますね。
まず最初に皆さんに言いたいのは、「自分で必ずいろいろなことを調べて欲しい」ということだ。私は専門家ではないからと言うのは、単なる逃げ道で言い訳でしかない。
医学の危険性や嘘について調べてみよう。食の危険性についても調べてみよう。
現代は書籍もネット情報も豊富にある。調べようとすれば、すぐに調べられる時代になっている。自分で調べない限り必ず不健康になり不幸になる。まさしくそんな時代になっているのだ。そして調べたことを元にして必ず自分で決めて欲しい。自分の意見を簡単に他人に委ねてはいけない。
p26
これだけ情報が身の回りにある時代です。本でも、ネットでも。
真偽は不明なものも多いですが、調べて、試して、確認して、自分にフィットさせていくことは誰でもできます。
@@が健康に絶対良いなどということは、それこそ絶対にないわけです。
自分で調べて、自分の責任で決める。その姿勢があるだけで、人生は大きく変わります。
「西洋医学は対症療法であり病気を治せない」の意味
放射線検査、CT検査、バリウム検査などはガンを増やすことがすでに判明している
p37〜38
どうでしょう。判明している資料を見たいところです。
吐くこと、下痢することにも必然性がある。
これらは生体防御反応であり、基本的に抑えてはいけない。
ところが、現代医学では基本的に吐き気止めが出され、下痢止めが出される、。
食べられないということは、「食べてはいけない」とあなたの胃腸がささやいているのだ。
p40
先日、マックのアップルパイを食べたら5分で吐きました。
カップラーメンを食べた時、家系ラーメンを食べた時もそうでした。
悪い油は受け付けない体なのだと分かりました。
体調が悪い時、吐き気がありますが、あれも今は消化できないよ、ということなのだと思っています。
添加物は毒
添加物入りのパンや農薬入りの野菜も、死ぬか生きるかであれば許容できる。しかし現代の日本ではそれを避けることが可能であり、国家の方針として毒まみれでは無い食べ物供給することが理論上可能なのだ。
p54
コンビニの商品など、添加物だらけで買えるものがないと思ってしまいます。
日本人の食事は1,950年代後半から西洋食が普及し、何ともない日本人の死因に変化が現れた。戦後すぐの死因は結核、呼吸器感染、胃腸炎、脳血管疾患、老衰だった。1,950年代後半位からはがん、心臓病、脳卒中へと死因が変わった。
p59
1次ソースを乗せてもらえると有難いですが、ガンが増えているのは周知の事実ですね。
1日3食を食べると不健康になる?
1日3食を食べると不健康になる。
1日3食が推奨されてきたのは食品産業や栄養学者達よるプロパガンダである。
これは、古代の人々の食べ方や野生の動物の食べ方を参考にすればわかる。野生の動物はいちにち3回律儀に食べるなどと言う事はしない、特に肉食動物は終了だけでも一苦労であり、1日に3食も食べることができない。
一方、草食動物はエネルギー維持のためにかなりの時間を食事に使うが、これも律儀に食べると言う法則は無い。また、野生の草食動物などは住む場所を移動するような時期になれば当然、食べることができない時期が訪れることになる。彼らはそれでも肉体も精神も保てるような構造になっているのだ。
p62
私は1日2食です。
その方が体の調子がいいと気づきました。
1日3食の推奨は食品業界のプロパガンダだというのはよく聞きますが3食の方が調子がいい人もいるのかもしれません。
食べなくとも肉体的にも精神的にも不調がないのは事実です。
まごはやさしい
まごはやさしい
豆、ゴマ、ワカメ、野菜、魚、しいたけ、いも
豆類、種実類、海藻類、緑黄色野菜淡色野菜根菜、魚介類、きのこ類、芋類。
豆類は発酵ものを食べること。ごまと海藻は特に重視して食べることを推奨。
p71
これを知ってから、意識して魚や野菜、納豆などを食べています。
ほとんど病気になってないですね。
人間は正当化の生き物
所詮、人間は全て正当化の権化であり、このように正しい人間など存在しない。真の意味で正しい理論などなく、人間のやっている事はいつも間違っているのに、これを冷笑せずして何を笑うと言うのか。
p92
生きているだけで他の生き物を殺し、地球を汚し、人間同士でも争い合い、人間はつくづく迷惑な生き物だとよく思います。
そしてその迷惑さに自身が耐えきれず、正当化しようとするのもおかしな話です。
動物を殺すのがありえないからベジタリアンになるとか、50歩100歩だということだそう。
迷惑なら迷惑なりに、自覚して生きるしかない。だから、「いただきます」と感謝して食べるのにね。
体の声を聞く
体の声を聞いて食事を選ぶ。
食べ方は健康に直結するものであり、生き方そのものでもある。その食べ方も生き方も、誰かに強制的に決められるものではなくまたあなたが他人に矯正する権利もない。
だからこそ食を考えるときは自分で一生懸命勉強すると同時に、常に自分が正しいわけではないことを自覚する必要がある。その上で自分の身体と精神に最も合うと思われる食事の仕方を選択する。
ここで重要なのは、脳で食事を選ぶのではなく、体の声で食事を選ぶと言うことだ。選択はあなただけの権利であり、仮にその権利を及ぼすことができるとしたら、親子関係位しかない。ただしその時には科学だけでなく直感も重視することである。あなたの体が動物性食品を避けているのなら避ければいいし、そうでない方が肉体的にも精神的も健康であれば食べれば良い。
p107
内海さんの一番言いたいことはここだと思います。
体の声を聞こう。肉体的にも精神的にも健康であろう。
添加物、糖を避ける
添加物を食べることなど、極論すればペットボトルを食べているに等しい。仮に全部避けることができなくても極力避けると言う事は、選択の問題ではなく、生物としての必然なのである。
p108
私も極力避けています。気持ちが悪くなるから。
あらゆる砂糖やブドウ糖は避ける必要がある。砂糖の代わりになる甘味料例えばさとうきび糖、糖蜜、果糖、コーンシロップ等も避ける必要がある。
p127
ジュースを飲んだり甘いお菓子を食べたりすると、後で体がだるくなります。
そういうことはありませんか?
たまに食べたくなるので、我慢せずに食べてしまうことがありますが、後悔したりします。
砂糖をとると血糖が上昇するが、その結果、インスリンが放出されるようになり、インスリン放出の山が発生する。このインスリンスパイクは体の至る所を不健康にする。インスリンが生成されすぎると病気になり、体はインスリンへの抵抗力を備えるようになる。そしてインスリン体制はインスリンの効果を次第に効きにくくすると言う弊害がある
p128
米や小麦、果物からなら良い。果物は結構いいそうですね。
トランス脂肪酸は危険
トランス脂肪酸の代表格はマーガリンでありショートニングである。これらはプラスチックとほとんど変わらないことをしており、食物と呼ぶ事は到底不可能である。
p142あたり
飽和脂肪酸は肉や魚の製品、ココナツ油など。これらは積極的に摂取すべきものである。
p143あたり
水素化油脂や植物性油脂は生成時に油の分子構造がトランス脂肪酸に変化してしまっている。
p144あたり
もともと自然界になく、効率のために人間が造り出したものは、なるべく避ける方が安全なのは間違いないでしょう。
まとめ
お騒がせなキチガイ医師として取り上げられがち(というか自称している)ですが、私は、内海さんはまともなことを言っていると思います。
惣菜パンを食べるのをやめたら、それ以来花粉症の症状がほとんどなくなりましたし、自分の当たり前だと思っていた不調も、食生活が原因だったりするようです。
自分の身体を守るのは自分しかいないということを忘れずに、調べて、選択して、体の声を聞くという習慣を身につけておきたいですね。
著書にはまだまだ詳しく書かれていますので、気になる方は是非手元に置いて、読み返してみてください。