• コーチングの過程。ステップ1 自己認識 デパ地下勤務 年収300万円 26歳女性 ワクワクする仕事をしたい。

    コーチングとは、対話によって相手の自己実現や目標達成を促すための技術。
    相手の話を深く聞き、質問をし、自己の発見を手伝い、自発的な行動を促すコミュニケーション技法である。

    ということで、
    コーチングセッションの過程について、お届けしたい。

    コーチングのセッション準備

    プロフィール

    Kさん、女性、26歳。デパ地下勤務、年収300万円、未婚。

    課題

    ・自分の本当にやりたいことが見つからない
    ・今の仕事にワクワクしない
    ・周りに期待に応える生き方よりも、自分が本心から喜べる生き方をしたい

    ステップ1 自己認識

    課題

    今の自己分析はどれくらいできているか。
    自己認識はどうあるか。

    手法

    現状の自己認識を書き出す

    問い

    あなたは自分で自分をどういう人間だと思っていますか?書ける限り書き出してみましょう

    私「どのくらいでできそうですか?」


    Kさん 「就活で自己分析はしたのと、今も客観視は意識しているので、1日でできそうです」


    私「では、できそうな範囲で、期限は1日でやってみましょう」


    ………


    1日後

    私「どうですか?」

    Kさん「意外と書けないものですね…言葉にするのが難しい…一応できました」

    私「いいですね!十分書けています」

    Kさん「ありがとうございます」

    自己認識の意味

    自分の長所や短所、振る舞い方、言動、考え方、コミュニケーションについて改善したい場合、まず一番に取り組むのは自己認識。

    無意識の思考や行動を、言語化することで、形のあるものとしてとらえることができる。


    例えば上記の例で言えば
    「視野が狭い」と認識しているので、「視野を広げる」という課題を設ければ、「様々な情報を取り入れる」「色々な経験をしてみる」と一歩踏み込んだ解決策が発見できる。

    また、ここで重要なのは、出てきた回答に対して否定せずにそのまま受け入れること。

    家族や友人で、普段の行動を見ている人は、本人の認識とは違う認識を持っている場合もある。
    家族や友人などはドリームキラーになりがちだが、「私はあなたをそばで見ているけどリーダーシップなんかない」と言われれば「ないのか」と感じてしまうので、コーチは、家族や友人を選ばない方が望ましい。

    身近な人でもきちんとコーチングを学んだ人や、役割を切り替えられる人なら問題はない。