• 心安らぐ白さ。漆喰の壁。


    ・・・・・・
    漆喰の、すこし柔らかみのある白に囲まれた部屋は、同じような色の壁紙の部屋よりもなんだか落ち着く。

    漆喰は自分でも塗ることができると聞いたので、今度機会があればやってみたい気持ちが生まれた。

    漆喰と

    コテと

    盛り板があれば良いそうなのだ。

    ウィキペディアには

    室町時代末(1565年)に信貴山城(奈良)を訪れた宣教師イスマン・ルイス・ダルメイダは、「今日までキリスト教国において見たことがなき甚だ白く光沢ある壁を塗りたり。其の清潔にして白きこと、あたかも当日落成せしものの如く、教国に入りたるの感あり。外より此城を見れば甚だ心地よく、世界の大部分にかくの如く美麗なるものありと思はれず」と、所感を述べている。

    と書かれていて、西洋人が驚くほどの白さであったようだ。

    西洋人が驚くほどの白さと言えば

    ボールドのCMを思い出してしまうが「わお!驚きの白さの城ね!」
    などとは言わなかったことは容易に想像できる。

    古墳時代から使われている漆喰の原料は石灰で、消臭効果もありながら、エアコンの保温性もあるとのことで、美しいだけではなく利便性にも優れている。


    まあしかし、黒い部屋にいるよりも、白い部屋にいた方が心が安らぐものの、病院のようなツルツルした白さは逆に不安になるので、素材によって、心理的な影響はかなり変わるのだということを改めて考えさせられる。

    ・・・・・