• 【書評】仕事を後回しにせず、今すぐとりかかることで今後の仕事効率、生産性は大きく変わる。今すぐやるための本3冊紹介。

    仕事をきちんとやるために1番大切なのは「今すぐその仕事に取り掛かること」です。

     

    あたりまえでしょ?という話ではありますが、仕事が遅い人や、仕事ができない人の大きな理由の一つは、「すぐに取り掛からない」「すぐに取り掛かることができない」ことなのです。

     

     

    今すぐ仕事始めない時の言い訳

    俺だって仕事をしたいけど、できないんだ!という人には心の中で言い訳が生まれています。

    言い訳なんていくらでも無限に思いつくことができるので、よけいにダラダラ時間が伸びていくだけなのですが、なんだかんだ理由を考えていつまでたっても仕事を始めようとしないなんてことはありませんか。

    • 今日は疲れているから、体を壊さないためにも早く寝たいんだ
    • 今週はけっこう頑張ったから、今日くらいは息抜きにお酒を飲みたい
    • 最近趣味に時間を使っていなくて、このままだとストレスが溜まるから漫画でも読もうかな
    • そういえば出張前に部屋を散らかしたままだったから仕事に取り掛かる前に片付けなくちゃ
    • 頑張ればすぐ仕上げることができるから、今はその時に備えて力を蓄えよう
    • 今までも大丈夫だったから、今回もまだ大丈夫だ

    など。

    まだマシな言い訳を挙げてみましたが、場合によっては、布団という恋人が俺を待っているんだ!と訳のわからない供述をしたりとか、会社なんてなくならないかなと現実逃避してみたりと、仕事をしないことに関してはいくらでも逃げ道を作り出すことができるのです。

     

    一度後回しにし始めると挽回が難しい

    何年か仕事をしていると薄々気づいてきますが、一度後回しにした仕事は、挽回することがかなり難しいです。

     

    遅れたからちゃんとやらなくちゃ!と思って、よけいに時間をかけようとするからです。

     

    1番タチが悪いのは、本当に大事な仕事なのでゆっくり時間をかけなくちゃいけないと思っている場合です。

    これは、行動の量ではなく、思考の量が大事で、頭の中でアイディアや考えを巡らせている時間が成果につながると考えているのですが、現実としてそれは間違いです。

    単純に、成果については手を動かした分だけが重要になってくるというのがあるのですが、「考える」ということは、いくら時間を費やしても形にはならないということです。

    それどころか「考えたつもりになっている時間」ばかりが消費されていきます。

     

    そうすると、十分な時間がなくなってしまうので、情報収集の時間が削られ、アウトプットの時間が削られ、チェックの時間が削られ、改善の時間が削られます。

    結果的に、良質な成果にはつながらないことで、自己評価が下がり、クライアントや上司からの評価も下がり、仕事ができない+仕事を割り当てられないという悪循環に発展してしまうのです。

     

    大事なのは今始めること

    というわけで、仕事を受けたら、すぐに取り掛かることが大事になってくるのです。

    ダラダラ考えたつもりにならず、他のことを優先して後回しにせず、今すぐにその仕事に着手しましょう。

    ゴールを描いて、必要なことをリストとして書き出し、時間の経過とともにスケジュールを立て、実行していきましょう。

     

    とは言っても、人が成長するには、痛い目を見るか、意識を高く持つかのどちらかですね。

    今までの失敗を振り返り、失ったものをよく考えてみてください。

    自己評価、チャンス、信頼、時間。

    今始めないことがどれだけ損しているかに気づけば、変わることができます。

     

    今すぐやる人になるための本

    私が行動習慣を改善するために読んだ本の中でもオススメの本を紹介します。

     

    今やる人になる40の習慣

    今やる人になる40の習慣

     

     今やる人になる40の習慣

    「いつやるの?今でしょ」のフレーズで一時期ブレイクした塾講師兼タレントの林修さんの仕事術についてまとめられた本。

    2時間から3時間程度で読める内容ですが、基礎的で重要なことが、太字でイラストなども用いながら簡潔にまとめられていて、かなり読みやすいです。

    「人はやらない理由を見つけることにおいて天才だ」という言葉を知れば、安心とともに、じゃあやるためにどうする?と自分を奮い立たせることができます。

     

     

    すぐやる!  「行動力」を高める“科学的な

    すぐやる! 「行動力」を高める“科学的な"方法

     

     すぐやる!「行動力」を高める科学的な方法

    著者は作業療法士であり、日常の中での出来事を用いて、分かりやすく説明しています。
    ・ものをいつも同じところに戻す
    ・余計なものが視界に入らないようにする
    ・ルーチン作業に少しだけプラスアルファを加える
    ・次やるべき作業に少しだけ着手してから休む
    ・何も考えずにできることを毎回同じルーチンをたどる
    など。

    自分は意志が弱いから、と考えずに、脳の機能を踏まえて工夫することで改善できると理解できます。

     

     

     先送りせずにすぐやる人に変わる方法

    ベストセラー本です。

    どうしたらすぐとりかかる人になるのか、勉強や片付け、仕事など。55の具体的な方法を紹介していて、ひとつひとつ実践していけば大きく仕事の成果が変わるでしょう。

    タスクリストの作り方や、エクセルで行動を管理する方法、すぐやる習慣を"快"に結びつける方法など。

    試してみて自分に合う方法を身につけていきましょう。

     

    以上

    仕事を後回しにせず、今すぐとりかかることで今後の仕事効率、生産性は大きく変革します。

    まずは一歩。目の前にある仕事に取り掛かってみましょう。