筋トレスタート。簡単なエクササイズからじっくり始めた方がいい理由。
自重トレーニングの教科書、プリズナートレーニングです。
今日は、
多少の筋力に自信があっても、簡単なエクササイズからじっくり始めるべきである
という部分について、まとめてみました。
まとめ
・モッツァレラチーズの厚いスライスを冷蔵庫から取り出して、引っ張ってみると、すぐにちぎれてしまう。しかし、モッツァレラチーズを電子レンジで温めてから引っ張ってみると、柔らかくなって伸びるので簡単にはちぎれない。筋肉も同じである。
・筋肉細胞は、冷たくなっているときは繊細でストレスを受けると傷つきやすい。温かくなるとそこには柔軟性と伸縮性が生まれ、傷つきにくくなる。思慮深いアスリートが運動前に準備運動するのはこれが理由だ。
・準備運動をすることで、怪我のリスクを軽減するだけでなく、神経系を目覚めさせる、関節の周囲に衝撃吸収性がある新鮮な滑液を送り込むことで、本番に備える。
・ウォーミングアップの時間は年齢や気候、体の状態によって違うが、やり過ぎても、車輪を空回ししているだけで意味はない。本番でやる予定の動作の簡単なバージョンを2〜3セット行うのがよい。
・「できるだけ難易度が高いワークから始めたい」と男たちは考える。たしかにハードワークも大切だが、その欲求に耐えることも大切だ。わたしがキャリステニクスの新参者にいつもアドバイスすることがある。それはどれだけ筋力があろうと、ステップ1から始めろ。
・全てのエクササイズをステップ1から始めて、ひとつひとつのエクササイズを激しい強度でできるようになるまで4週間かかけ、そのエクササイズに退屈さを感じるほど簡単になるまで2ヶ月はかかるはずだ。
・2ヶ月も簡単なエクササイズをするのは時間のかけすぎだと言う人もいるだろう。特に、シリーズの最初の方のステップは簡単なものだから。しかし、長期的に見ると、ステップ1から始めることが大きなメリットをもたらす。関節を強化し、筋肉間の協働力を高め、体に、バランスの取り方、タイミングの測り方、リズムのつけ方を教えるからだ。よりハードなエクササイズへのモチベーションも醸成する。
以上
いきなりハードな筋トレをしてしまうと、関節を痛めることや筋肉間の協働がうまく育たないという問題が発生するんですね。
最初はじれったいですが、ステップ1からじっくり、気長に続けていくのがベターのようです。