• ビジネスのスモールステップはメルカリで

    ブログを書くのもずいぶん久しぶりになってしまいましたが、改めて更新していきたいと思います。

    2018年までは東京に住んでいて、講師業をしたり、コーチングをしたりしていたのですが、2019年に東海地方の田舎に引っ越しました。そこは新幹線は通っていないものの、高速道路のインターは通っているので車があれば生活に不便もなく、東京にも行ける好立地な地域でした。

    一軒家を購入して住んでいるのですが、空気はおいしいし、野菜も新鮮だし、夏には川で涼んだりできて快適な生活をしています。隠居生活のような暮らしぶりです。

    2020年にコロナウイルスが猛威を奮ってから現在に至るまで、東京のほうでは感染者が増える中、田舎では人の行き来がもとよりないため、ほとんど濃厚接触の心配もありません。

    田舎暮らしのメリットってなんなの、というところはすこし前までは強がりのようなメリット提案だったような気もしますが、コロナウイルスが流行って以降、本格的に地方移住を検討している人は少なくないんじゃないか、と思います。

    仕事が自分でつくれる人だったら、東京でも地方でも生活は変わらない、というのは以前から変わっていない事実ですが、地方移住は進んでいくんじゃないか、との見方も行政のほうでは進んでいて、地方移住オンラインセミナーなどを積極的に開催していますね。

    ところで東京在住の友人と話した時、アラサーになって結婚をして子どもができて将来のキャリアもなんとなく見えてきたという話をされました。そこでなんとなくつまらない。と。自分で稼ぐとか、なにかおもしろいことをするとか、仕事以外でのチャレンジをしたいけどどうしたらいいか分からないのだと相談されました。

    いろいろ言いたいことはあったのですが、会社員をやっていると「商売」の全体像を眺める機会がないため、なにをやっていいのか分からないというのはあるあるだよな、と思いながら、メルカリでもやってみたらいいんじゃないかと伝えました。

    メルカリって、ネットで情報収集している人にとってはもはやあたりまえの活動かもしれませんが、スモールステップとしてかなり有用だと思います。

    商売は基本的に商品をつくるか仕入れるかして、お客さんにアプローチして、販売するというプロセスを経るのですが、メルカリではけっこうなんでも「商品」として売買されているので悩む必要もないし、遅くとも1週間以内には売れるし、値付けについて考えることもできるし、梱包発送と1人で全部やるので、商売の流れをミニマルに体験できるんですよ。

    これが体で分かってくると、スパイスを買ってきて、スパイスカレーをつくって、小さいイベントに出展して売るとか、布を買ってきて巾着をつくってネットで売るとか、なんでもできるようになります。それでノウハウが溜まってきて利益が出てきたら外注して拡大したりもできます。

    田舎で暮らすにはお金の動きはなくても、「経済」に自ら関わることは必須なので、自分の農地で野菜をつくって人にあげるとか、つくりすぎたお惣菜をあげるとか、そういう物々交換があり、それって東京にいると実感のない感覚なんだな、と改めて思いますね。

    自分も、自宅の庭でハーブを育てているので、ハーブティーにしてカフェを企画したりしています。コロナの影響もあって人を集めるのは以前よりも大変ですが、商売にとっては人を集めるって一番大事なことなのでその辺はしっかりスキルがさびないようにやっていけるといいのかな、と思います。