30分程度のランニングはなぜ疲労回復効果があるのか
スポーツをやってきた人にとっては比較的常識的なことかもしれませんが、30分程度の軽いジョギングは、疲れるというよりも、疲れをとってくれる効果があるようです。
私自身、ジョギングを始めて半年ほどたつのですが。それまでは疲れると寝込んでしまって、寝ても寝ても寝足りないというような状態でした。会社員だったら有休がいくらあっても足りないだろうとゾッとするのですが、2,3日ほとんど横になっていることもけっこうありました。
そんな体力のない自分だったのですが、昨年、プロジェクトで1か月休みなしで働いたとき、終わってから緊張の糸が切れてしまったかのように扁桃炎になって39度の熱が出て、1週間入院しました。
これはショックで、退院してから本格的に「体力をつけよう」とジョギングを始めました。最初は3キロを30分で走っていました。歩くスピードと同じくらいだったのですが、当時はそれでも頑張って走っていました。
半年ほど継続して走っているので、1時間半で15キロは走れるようになりました。
さすがに毎日1時間以上も走る時間を取ることはなかなか難しいので、仕事で忙しい日などは朝か夜に15分から30分ほど走るようにしています。
1月末は雪がふるほど寒かったので、天候が悪い日は走りませんが、適度にランニングを続けています。
そして気づいたのですが、15分か30分でも、走った次の日は朝の目覚めもよく、身体もすっきりしているのです。
これは「積極的休養」と言うのだそう。
カンタンに言うと、酸素カプセルのように血液内酸素量を増やすので疲労回復効果があるのだとか。
また、『innner runner』でも
ランニングによって筋繊維の周りに小さな毛細血管が大きな蜘クモの巣のように発達してくると、筋肉に届く酸素の量も増える。このクモの巣が密に発達すればするほど、酸素が筋繊維に効率よく届くようになるというわけだ。
と、ガープ博士は述べています。
30分程度の軽いランニングをすると、血液の酸素濃度が高まり、身体全身に酸素がいきわたり、疲労回復効果があるともに、ランニングをするたびに、身体の内部で血管が広く細かく発達していって、より疲れにくい体になるというわけですね。
なにか新しい習慣に取り組みたいと思っているなら、ランニングはおすすめです。